クローゼットを片付けたいと思っても、「何から始めればいいの?」と手が止まってしまうことがありますよね。
服を出しただけで部屋が散らかってしまったり、結局ほとんど戻して終わってしまったりするのは、片付ける順番が決まっていないことが原因かもしれません。
まずは範囲を決めて、中身を出し、分けて、減らして、戻す。この流れで進めると、初心者でも無理なくクローゼットを整えやすくなります。
クローゼットの片付けは何から始める?最初にやること

クローゼットの片付けで大切なのは、いきなり服を捨て始めたり、収納グッズを買ったりしないことです。
「きれいにしたい」という気持ちがあると、つい収納ケースやハンガーをそろえたくなりますよね。けれど、先に物を増やしてしまうと、あとから「サイズが合わなかった」「思ったより入らなかった」と困ることがあります。
まずは、今のクローゼットに何がどれくらい入っているのかを知るところから始めましょう。
まずは片付ける範囲を決める
最初からクローゼット全体を完璧にしようとすると、思った以上に時間がかかります。
服、バッグ、小物、季節物、思い出の物など、クローゼットの中にはいろいろな物が入っています。全部を一度に片付けようとすると、途中で疲れてしまい、片付ける前より散らかったように感じることもあります。
まずは、
「今日はハンガーにかかっている服だけ」
「今日は引き出し1段だけ」
「今日はバッグだけ」
というように、小さく区切るのがおすすめです。
片付ける範囲が決まっていると、作業の終わりが見えやすくなります。忙しい日でも取りかかりやすく、途中でやめても部屋全体が散らかりにくくなります。
理想のクローゼットをイメージする
片付ける前に、「どんなクローゼットにしたいか」を少しだけ考えておきましょう。
たとえば、
「朝の服選びをラクにしたい」
「お気に入りの服をすぐ取り出せるようにしたい」
「衣替えを簡単にしたい」
「床に物を置かないようにしたい」
など、目的は人によって違います。
理想を決めずに片付けると、何を残せばいいのか、どこに戻せばいいのか迷いやすくなります。反対に、「毎日使いやすいクローゼットにしたい」と決めておくと、あまり着ていない服や使いにくい収納にも気づきやすくなります。
きれいに見せることだけを目指さなくても大丈夫です。自分が毎日使いやすいことを大切にしましょう。
収納グッズを先に買わないようにする
片付けを始める前に収納グッズを買うと、かえって物が増えてしまうことがあります。
収納ケースやボックスは便利ですが、何を入れるか決まっていないまま買うと、使いにくくなりがちです。サイズが合わなかったり、入れる物が変わったりして、結局クローゼットの中で場所を取ってしまうこともあります。
収納グッズを選ぶのは、服や小物を見直したあとで大丈夫です。
先にやることは、「今ある物を把握すること」と「残す物を決めること」です。そのあとで足りない収納だけを選ぶと、無駄が少なくなります。
処分用・保留用・移動用の袋や箱を用意する
片付けを始める前に、袋や箱をいくつか用意しておくと作業がスムーズです。
おすすめは、次の3つに分けることです。
・手放すもの
・迷うもの
・別の場所に移すもの
この3つを用意しておくと、片付けの途中で手が止まりにくくなります。
特に「迷うもの」の置き場所を作っておくことは大切です。迷うたびに考え込んでしまうと、片付けが進まなくなります。すぐに決められない服は、いったん保留にしても大丈夫です。
無理にその場で全部判断しようとしない方が、気持ちもラクに進められます。
クローゼット片付けの順番は5ステップで進める

クローゼットの片付けは、順番を決めて進めると迷いにくくなります。
おすすめの流れは、
1. 出す
2. 分ける
3. 選ぶ
4. 収納場所を決める
5. 収納用品を見直す
この5ステップです。
この順番で進めると、「とりあえず戻すだけ」になりにくく、使いやすいクローゼットに近づけやすくなります。
STEP1:クローゼットの中身をすべて出す
まずは、片付ける範囲の中身を出します。
クローゼット全体を一気に出すのが大変な場合は、ハンガー部分だけ、引き出し1段だけなど、小さな範囲でかまいません。
出してみると、
「同じような服が何枚もあった」
「買ったことを忘れていた服があった」
「使っていないバッグが奥に入っていた」
ということに気づきやすくなります。
中身を出さずに片付けようとすると、奥にある物が見えないままになってしまいます。まずは一度外に出して、持っている量を見えるようにしましょう。
STEP2:服・バッグ・小物を種類ごとに分ける
中身を出したら、種類ごとに分けます。
服なら、トップス、ボトムス、ワンピース、アウター、部屋着などに分けるとわかりやすいです。バッグ、小物、季節物も、それぞれまとめておきましょう。
種類ごとに分けると、自分が何をどれくらい持っているのか見えやすくなります。
たとえば、黒いトップスが多い、似たようなバッグがいくつもある、部屋着が増えすぎているなど、今まで気づかなかった偏りが見えてくることがあります。
分けるだけでも、クローゼットを整えるための大切な一歩になります。
STEP3:残すもの・手放すもの・迷うものに分ける
次に、残すもの、手放すもの、迷うものに分けます。
このとき、「着られるかどうか」だけで判断すると、なかなか減らせません。大切なのは、「今の自分が着ているか」「今の暮らしに合っているか」です。
たとえば、まだ着られる服でも、何年も出番がないなら今の生活には合っていないのかもしれません。反対に、少し古くてもよく着ていて気持ちが落ち着く服なら、無理に手放さなくても大丈夫です。
迷う服は、その場で無理に決めなくてもかまいません。保留ボックスに入れて、期限を決めて見直しましょう。
STEP4:使う頻度に合わせて収納場所を決める
残すものが決まったら、使う頻度に合わせて収納場所を決めます。
よく使う服は、取り出しやすい場所に置きましょう。反対に、季節外の服やたまにしか使わない物は、上段や奥にまとめると使いやすくなります。
毎日着る服が奥にあると、出し入れが面倒になり、クローゼットが乱れやすくなります。
「よく使うものほど手前」
「あまり使わないものほど上や奥」
この考え方にすると、片付けたあとの状態を保ちやすくなります。
STEP5:最後に収納ケースやハンガーを見直す
収納用品を見直すのは、最後で大丈夫です。
残す服の量が決まってから、必要なケースやハンガーを考えましょう。先に減らしておくと、思ったより収納用品がいらなかった、ということもあります。
ハンガーは厚みや形をそろえると、見た目が整いやすくなります。引き出しやボックスは、中身がわかるようにしておくと出し入れがラクです。
収納用品は、たくさん使えば片付くわけではありません。今ある物に合うものを、必要な分だけ選ぶことが大切です。
服を減らす順番と判断基準|捨てられないときの考え方

クローゼットの片付けで悩みやすいのが、服を減らす作業です。
「まだ着られる」
「高かったからもったいない」
「いつか着るかもしれない」
そう思うと、なかなか手放せませんよね。
服を減らすときは、無理に一気に捨てようとしなくて大丈夫です。判断しやすいものから順番に見直していきましょう。
1年以上着ていない服は処分候補にする
1年以上着ていない服は、処分候補として見直してみましょう。
もちろん、冠婚葬祭用や特別な日の服など、出番が少なくても必要な服はあります。そうした服まで無理に手放す必要はありません。
ただ、普段着なのに1年以上着ていない服は、今の生活では出番が少ない可能性があります。
「今年も着たいと思うか」
「今すぐ着る場面が思い浮かぶか」
「似たような服をよく着ていないか」
このあたりを考えると、判断しやすくなります。
サイズが合わない服や傷みがある服を見直す
サイズが合わない服や、傷みがある服も見直しやすいものです。
着るたびに窮屈に感じる服、肩が合わない服、毛玉や色あせが気になる服は、クローゼットに入っていても出番が少なくなりがちです。
「痩せたら着るかも」
「部屋着にできるかも」
と思って残している服もあるかもしれません。でも、部屋着にしても気分が上がらない服なら、無理に残さなくてもよい場合があります。
今の自分が気持ちよく着られるかを大切にしましょう。
今の暮らしに合わない服は手放す候補にする
服は、自分の暮らし方が変わると必要なものも変わります。
仕事、家事、子育て、休日の過ごし方などが変わると、以前よく着ていた服が今は合わなくなることもあります。
たとえば、きちんとした服をたくさん持っていても、今はカジュアルな服の方が使いやすいことがあります。反対に、家で過ごす服ばかり増えて、外出用の服が取り出しにくくなっていることもあります。
「今の自分が本当に使っているか」を見ると、残す服が選びやすくなります。
高かった服や思い出の服は保留ボックスに入れる
高かった服や思い出のある服は、すぐに手放すのが難しいですよね。
そういう服は、無理に捨てようとしなくて大丈夫です。いったん保留ボックスに入れて、普段使う服とは分けておきましょう。
クローゼットの使いやすい場所に置くのは、今よく着る服です。思い出の服は、別の場所にまとめるだけでも、毎日の服選びがラクになります。
どうしても手放せない服は、写真に残す方法もあります。形として残すか、思い出として残すか、自分が納得できる方法を選びましょう。
迷う服は期限を決めてもう一度見直す
迷う服をすべてクローゼットに戻してしまうと、片付け前とあまり変わらなくなってしまいます。
迷う服は、期限を決めて保留にしましょう。
たとえば、
「次の衣替えまでに着なかったら見直す」
「1か月だけ保留する」
「今季一度も着なかったら手放す候補にする」
というように、あとで判断する日を決めておくと安心です。
すぐに決められないことは悪いことではありません。時間を置くことで、「やっぱり使わなかった」と自然に判断できることもあります。
大量の服があるクローゼットを片付けるコツ

服が多いクローゼットは、見ただけで気持ちが重くなることがあります。
どこから手をつければいいのかわからず、少し出しては戻してしまうこともありますよね。
大量の服がある場合は、一気に終わらせようとしないことが大切です。減らしやすいものから少しずつ進めると、気持ちもラクになります。
まずは明らかに着ない服から減らす
最初は、迷わず判断できる服から見直しましょう。
たとえば、
・汚れや傷みが目立つ服
・着心地が悪い服
・何年も着ていない服
・似合わないと感じる服
・部屋着にもしていない服
こうした服は、比較的判断しやすいです。
最初から思い出の服や高かった服に向き合うと、手が止まりやすくなります。まずは簡単に判断できるものから減らすと、片付けの流れが作りやすくなります。
同じような服は枚数を決めて残す
クローゼットを見直すと、同じような服が何枚も出てくることがあります。
白いトップス、黒いパンツ、似た形のカーディガンなど、気づかないうちに増えていることもありますよね。
同じような服が多いときは、枚数を決めて残すのがおすすめです。
「よく着るものを3枚だけ残す」
「形がきれいなものを優先する」
「着心地のいいものから選ぶ」
というように決めると、迷いにくくなります。
全部を無理に減らす必要はありません。自分が管理しやすい量に近づけることを目指しましょう。
よく着る服だけを先に選ぶ
手放す服を選ぶのが苦手な場合は、残す服から選ぶ方法もあります。
「これはよく着る」
「これは好き」
「これは今の自分に合っている」
と思う服を先に選びましょう。
先にお気に入りやよく使う服を選ぶと、残りの服が判断しやすくなります。残った服を見て、「なくても困らないかも」と思えることもあります。
捨てることを考えると気持ちが重くなる人は、残したい服を選ぶところから始めてみてください。
一度で終わらせず数回に分けて片付ける
大量の服を一度で片付けようとすると、途中で疲れてしまいます。
疲れてくると判断が雑になったり、全部戻したくなったりすることがあります。無理をせず、数回に分けて進めましょう。
たとえば、
1日目はトップス
2日目はボトムス
3日目はバッグ
4日目は小物
というように、少しずつ進めても大丈夫です。
片付けは、一日で完成させなければいけないものではありません。自分のペースで続けられる形にする方が、きれいな状態も保ちやすくなります。
クローゼット収納の順番|出し入れしやすく戻すコツ

服を見直したら、次は収納です。
収納で大切なのは、見た目を整えることだけではありません。毎日出し入れしやすく、戻しやすいことが大切です。
どんなにきれいに並べても、取り出しにくい場所に毎日使う服を入れてしまうと、すぐに散らかりやすくなります。
よく着る服は目線から腰の高さに収納する
よく着る服は、取り出しやすい場所に収納しましょう。
目線から腰の高さあたりは、立ったまま見やすく、手に取りやすい場所です。毎日着る服やよく使うバッグは、このあたりに置くとラクになります。
反対に、上段や奥に毎日使う服を置くと、取り出すたびに手間がかかります。戻すのも面倒になり、床置きや仮置きが増えやすくなります。
よく使うものほど、無理なく手が届く場所に置きましょう。
毎日使うものは手前に置く
クローゼットの奥に入れたものは、どうしても取り出しにくくなります。
毎日使う服、バッグ、仕事用の小物などは、できるだけ手前に置くのがおすすめです。
奥には、季節外の服やたまにしか使わない物を入れましょう。
「手前は今使うもの」
「奥はたまに使うもの」
と分けるだけで、クローゼットの使いやすさが変わります。
オフシーズンの服は上段や奥にまとめる
季節外の服は、よく使う服とは分けておきましょう。
冬物の厚手の服や、夏しか着ない服などが毎日の服と混ざっていると、必要な服が探しにくくなります。
オフシーズンの服は、上段や奥にまとめるとすっきりします。ケースや袋に入れる場合は、中身がわかるようにしておくと、衣替えのときに迷いにくくなります。
季節ごとに場所を分けるだけでも、服選びがラクになります。
バッグ・小物・雑貨は定位置を決める
バッグや小物は、置き場所が決まっていないと散らかりやすいものです。
バッグはバッグだけ、小物は小物だけというように、まとめて置く場所を決めましょう。
よく使うバッグは取り出しやすい場所に置き、たまに使うバッグは上段や奥に置くと使いやすくなります。ベルトや帽子、ストールなどの小物も、ひとまとめにしておくと探す手間が減ります。
「なんとなく空いている場所に置く」のではなく、「ここに戻す」と決めておくことが大切です。
ニットや型崩れしやすい服はたたんで保管する
ニットややわらかい素材の服は、ハンガーにかけると伸びたり型崩れしたりすることがあります。
そうした服は、たたんで引き出しや棚に収納すると安心です。
反対に、しわになりやすいシャツやワンピース、ジャケットなどは、ハンガーにかけると見つけやすくなります。
すべてを同じ方法で収納しようとせず、服の種類に合わせて変えると、クローゼットが使いやすくなります。
クローゼットのスペースを上手に使う収納アイデア

クローゼットが狭く感じるときは、スペースの使い方を見直してみましょう。
物を減らすことも大切ですが、置く場所を決めるだけで使いやすくなることがあります。
上段、中段、下段、奥行きなど、それぞれの場所に合った使い方をすると、無理なく整えやすくなります。
上段・中段・下段で収納するものを分ける
クローゼットは、場所ごとに使いやすさが違います。
上段は、手が届きにくいので、たまに使うものを置くのに向いています。季節外の服、思い出の物、使用頻度の低いバッグなどをまとめるとよいでしょう。
中段は、一番使いやすい場所です。毎日着る服やよく使うバッグを置くと、出し入れがラクになります。
下段は、引き出しケースやボックスを置きやすい場所です。たたむ服や小物、バッグなどを収納しやすいです。
場所ごとの役割を決めると、戻す場所に迷いにくくなります。
奥行きが深い場所は手前と奥で使い分ける
奥行きが深いクローゼットは、奥に入れたものが見えにくくなりがちです。
その場合は、手前と奥で使うものを分けましょう。
手前には、今の季節によく使うもの。奥には、季節外の服や使用頻度の低いものを置きます。
奥のものを取り出しやすくしたい場合は、ケースごと引き出せるようにしておくと便利です。中身がわからなくならないように、同じ種類のものをまとめて入れることも大切です。
ハンガー収納とたたむ収納を使い分ける
服は、何でもハンガーにかければよいわけではありません。
ハンガー収納に向いているのは、しわになりやすい服や、すぐに着たい服です。シャツ、ワンピース、ジャケット、アウターなどは、かけておくと選びやすくなります。
たたむ収納に向いているのは、ニット、Tシャツ、部屋着、インナーなどです。引き出しに立てるように入れると、見やすくなります。
服に合わせて収納方法を変えると、見た目も使いやすさも整いやすくなります。
引き出しやボックスは中身がわかるように整える
引き出しやボックスは、便利な反面、中身が見えにくくなりやすいです。
何が入っているかわからないと、同じようなものを買ってしまったり、奥にしまったまま忘れてしまったりすることがあります。
引き出しには、同じ種類のものをまとめて入れましょう。トップスだけ、部屋着だけ、小物だけというように分けると、探しやすくなります。
ボックスを使う場合は、中身がひと目でわかるようにしておくと安心です。細かく分けすぎると続けにくいので、自分が戻しやすいくらいの分け方にしましょう。
詰め込みすぎず余白を残す
クローゼットは、ぎゅうぎゅうに詰めると使いにくくなります。
服を取り出すたびに他の服が落ちたり、戻す場所がなくなったりすると、すぐに散らかりやすくなります。
少し余白を残しておくと、服を出し入れしやすくなります。見た目にもゆとりが出て、何がどこにあるかもわかりやすくなります。
収納は、たくさん入れることより、毎日使いやすいことを大切にしましょう。
タイプ別の片付け方|狭いクローゼット・押入れ・家族共有の場合

クローゼットの形や使い方は、家によって違います。
狭いクローゼット、奥行きのある押入れ、家族で使う収納など、それぞれに合った片付け方があります。
自分の家の収納に合わせて、無理なく整えていきましょう。
狭いクローゼットは使う服を優先して残す
狭いクローゼットでは、すべての服を入れようとするとすぐにいっぱいになります。
まずは、今よく着る服を優先して残しましょう。季節外の服や出番の少ない服は、別の場所に分けるのもひとつの方法です。
狭い場所ほど、「よく使うものだけを使いやすい位置に置く」ことが大切です。
無理に全部入れようとせず、今の季節に必要なものを中心に考えると、すっきりしやすくなります。
押入れは奥行きを活かして季節物と日用品を分ける
押入れは奥行きがあるので、うまく使えばたくさん収納できます。
ただし、奥に入れたものが見えにくくなりやすいので、使う頻度で分けることが大切です。
手前には、今使う服や日用品。奥には、季節物や使用頻度の低いものを置きましょう。
布団や季節家電などを入れる場合も、衣類と混ざらないようにエリアを分けると使いやすくなります。
家族で使うクローゼットは人別にエリアを分ける
家族で同じクローゼットを使っている場合は、人ごとにエリアを分けるとわかりやすくなります。
大人の服、子どもの服、共用のものが混ざっていると、探すのにも戻すのにも時間がかかります。
「ここは自分の服」
「ここは子どもの服」
「ここはバッグや小物」
というように分けておくと、家族も戻しやすくなります。
家族全員がわかる収納にしておくと、片付けを自分だけが頑張る状態になりにくくなります。
子ども服は成長に合わせて定期的に見直す
子ども服は、気づかないうちにサイズアウトしていることがあります。
まだ着られると思っていても、袖が短くなっていたり、着心地が合わなくなっていたりすることもあります。
季節の変わり目や衣替えのタイミングで、サイズや枚数を見直しましょう。
子どもが自分で服を選ぶ年齢なら、取り出しやすい高さに置いてあげると、朝の準備もしやすくなります。
片付けたクローゼットをきれいに保つ習慣

クローゼットは、片付けたあとが大切です。
一度きれいにしても、戻しにくい収納のままだと少しずつ乱れてしまいます。毎日がんばらなくても続けられる、小さな習慣を作っておきましょう。
1着増やしたら1着手放すルールを作る
服が増えすぎないようにするには、入ってくる量を意識することが大切です。
新しい服を1着買ったら、今ある服を1着見直す。これだけでも、クローゼットの中身が増えすぎるのを防ぎやすくなります。
必ず捨てなければいけないわけではありません。今の服を見直して、「最近着ていないものはないかな」と考えるだけでも十分です。
買う前にクローゼットの中を思い出す習慣がつくと、似たような服を増やしにくくなります。
洗濯後に戻しやすい場所を定位置にする
洗濯した服を戻すときに面倒だと、たたんだ服がそのまま置きっぱなしになりやすいです。
よく着る服は、戻しやすい場所を定位置にしましょう。
引き出しがぎゅうぎゅうだと、戻すたびに手間がかかります。ハンガーが足りなかったり、掛ける場所が狭かったりしても、片付けが続きにくくなります。
戻す場所に少し余裕を作っておくと、洗濯後の片付けもラクになります。
床置きや仮置きを増やさないようにする
クローゼットの前や中に、服やバッグを仮置きしてしまうことはありませんか。
最初は1つだけでも、気づくとどんどん増えてしまうことがあります。
床置きを減らすには、仮置きの場所を作りすぎないことが大切です。バッグや上着は、帰宅後に戻す場所を決めておきましょう。
どうしても一時置きが必要な場合は、小さなかごをひとつだけ用意するなど、増えすぎない仕組みにすると安心です。
季節の変わり目に短時間で見直す
クローゼットは、季節の変わり目に見直すと整えやすいです。
衣替えのときに、
「この季節に一度も着なかった服」
「次の季節に着たい服」
「傷みが気になる服」
を確認しておくと、少しずつ中身を整えられます。
見直しは、長時間かけなくても大丈夫です。15分だけ、引き出し1段だけでも十分です。
定期的に少しずつ見直すことで、大がかりな片付けをしなくてもきれいな状態を保ちやすくなります。
クローゼット片付けでよくある失敗と注意点

クローゼットの片付けは、がんばりすぎるとかえって疲れてしまうことがあります。
失敗しやすいポイントを知っておくと、無理なく進めやすくなります。
最初から完璧を目指して疲れてしまう
クローゼットを一気に完璧にしようとすると、作業量が多くなります。
全部出して、全部分けて、全部収納し直すのは、思っている以上に大変です。
途中で疲れると、判断ができなくなったり、片付けが嫌になったりすることもあります。
最初は小さな範囲で大丈夫です。引き出し1段、ハンガー10本分、バッグだけなど、終わりが見える範囲から始めましょう。
服を減らす前に収納用品を増やしてしまう
収納用品を増やすと、一見きれいに片付いたように見えます。
でも、服の量が多いままだと、収納用品の中に物を詰め込むだけになってしまうことがあります。
まずは、持っている服を見直すことが先です。残す量が決まってから収納用品を選ぶと、必要なものだけを取り入れやすくなります。
収納用品は、片付けの最後に足りない分だけ考えましょう。
見た目だけ整えて使いにくい収納にしてしまう
見た目がきれいな収納は気分が上がります。
ただ、毎日の出し入れがしにくいと、だんだん続かなくなってしまいます。
おしゃれなボックスに入れても、中身がわからなければ探すのが大変です。細かく分けすぎても、戻すのが面倒になることがあります。
見た目も大切ですが、まずは自分が使いやすいかどうかを優先しましょう。
迷う服をすべて元に戻してしまう
迷う服を全部戻してしまうと、クローゼットの中身はあまり変わりません。
もちろん、無理に捨てる必要はありません。ただ、迷う服は普段よく着る服とは分けておくのがおすすめです。
保留ボックスに入れて、期限を決めて見直しましょう。
迷う服を分けておくだけでも、毎日使う服が見やすくなります。
家族の物を勝手に処分してしまう
家族で使っているクローゼットの場合、自分以外の物を勝手に処分しないようにしましょう。
自分にとっては不要に見えても、家族にとっては大切な物かもしれません。
家族の物は、本人に確認してから見直すのが安心です。小さな子どもの服でも、思い出があるものは家族で相談して決めると、気持ちよく片付けやすくなります。
片付けは、家族が使いやすくなるためのものです。無理に進めず、できるところから整えていきましょう。
まとめ

この記事のポイントをまとめます。
・クローゼットの片付けは、まず範囲を決めると始めやすい
・最初に収納グッズを買うより、中身の量を把握することが大切
・片付けは「出す・分ける・選ぶ・戻す・見直す」の順番で進める
・服は「着られるか」より「今の暮らしで着ているか」で考える
・迷う服は無理に捨てず、保留ボックスに入れて期限を決める
・大量の服は一度で終わらせず、種類ごとに分けて少しずつ進める
・よく着る服は手前や取り出しやすい高さに収納する
・オフシーズンの服や使用頻度の低い物は上段や奥にまとめる
・きれいを保つには、戻しやすい定位置を作ることが大切
・完璧を目指すより、自分が毎日使いやすいクローゼットを目指す
クローゼットの片付けは、何から始めるかを決めておくだけで進めやすくなります。
いきなり収納用品を買ったり、全部を完璧にしようとしたりしなくても大丈夫です。まずは小さな範囲を決めて、中身を出し、分けて、残すものを選ぶところから始めてみましょう。
服が多い場合も、明らかに着ない服から見直すと気持ちがラクです。迷う服は保留にして、あとで考えてもかまいません。
大切なのは、見た目だけを整えることではなく、毎日使いやすいクローゼットにすることです。自分の暮らしに合った収納にしておくと、片付けたあとの状態も保ちやすくなります。

